
今年は当社が籍を置く大館市で観測史上最も積雪が多い年となり、各地で交通・物流・日常生活に甚大な影響が生じている。豪雪は現場の安全管理のみならず、社員一人ひとりの生活基盤にも直結する経営課題であると認識すべき事象である。特に地方拠点や山間部に居住する社員にとって、除雪作業そのものが安全リスクとなり、労働生産性や健康管理にも影響を及ぼす。毎日の雪かきは社員の負担となっていることは間違いない。
当社では本年、福利厚生の一環として、社員宅周辺の除雪支援を実施した。社内有志による支援チームを編成し、除雪機材を持ち込んで敷地内、屋根の雪下ろし、駐車場等の除雪、排雪作業を行った。社員からは、高齢家族の負担軽減や危険な屋根等の積雪量の緩和確保の点で大きな安心につながったとの声が寄せられている。企業が社員の生活環境まで踏み込んで支援することは、単なる厚生制度を超え、人的資本経営の具体的実践である。
自然災害は避けることができないが、社員を守る姿勢は企業の意思である。正々の旗を掲げ、堂々の陣で臨む企業文化こそが、厳冬の試練を乗り越え、持続的成長を支える原動力となるのである。
積雪は3月まで続く。冬本番の2月を乗り越え、春を待つ。
この厳しい季節を耐えて、秋田県を含む豪雪地帯の人々はまた一つ強くなると信じている。
